2019年2月18日放送

2019教育を創る遠野市民フォーラム

地域の子どもたちの未来を考える「2019教育を創る遠野市民フォーラム」が、先週金曜日(15日)JAとおの生活センターで開かれました。このフォーラムは、「どうすれば遠野の未来を担う子どもたちが希望を持って学び、生き生きと生活していけるのか」「どうすれば遠野の街が活気づいていくのか」について、高校生・教師・親・地域住民のそれぞれの立場から考え、語り合う機会としようと、岩手県教職員組合花北遠野支部遠野支会が開きました。この日は、教育関係者などおよそ50人が参加し、「地域の子どもたちの未来を考える〜遠野地域の高校の魅力再発見〜」をテーマとした、パネルディスカッションとフリートークが行われました。パネルディスカッションでは、遠野高校・緑峰高校の生徒4人と、両校のPTA、中学校の教諭がパネリストとして登壇し、学校の魅力や夢、進路選択の多様性について考えを述べていました。また、高校再編計画について「もしも統合したらどう思うか」という質問に対して、高校生たちからは「地元に高校が一つしかないから『ここでいいや』と、迷うことをしなくなるのでは」「総合的に学べれば、入ってからの選択肢が増えて面白い高校になるのかもしれない。そうしたら、遠野に残って学びたいと思う中学生が増えるかもしれない」などといった意見が出ていました。続いてのフリートークでは、高校生の「生の声」を聞いた人たちから「4人の話を聞いて魅力を感じた」「地域の人たちから学んで一緒に育てていく発想は遠野独特で、郷土芸能や一次産業などを、小中高が一体化して連携して取り組んでいければ」「少子化をマイナスに捉えずに、多くの大人が、子どもたち一人一人に目をかけられることが自尊感情の高まりに繋って、自尊感情を高められる高校に行きたいと思うのではないか」などの意見が上がっていました。また、高校生たちも、改めて学校の魅力を伝えるなど、それぞれの立場の枠を超えた、貴重な意見交換の場となった様子でした。

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