2019年2月12日放送

遠野市学校保健会研究大会

今年度の遠野市学校保健会研究大会が先週土曜日(9日)、あえりあ遠野で開かれ、子どもの健やかな成長のためにこれからどうしていけばよいか講師の話を熱心に聞いていました。この大会は、人間性豊かで心身ともにたくましい幼児・児童・生徒の育成を目指し研修を深める場として遠野市医師会や市内の小学校の校長などで組織する遠野市学校保健会が開きました。初めに、遠野東中学校区養護教諭部会による実践発表が行われました。バランスの良い食事を作って家族にごちそうする「食」などこれまで遠野東中学校区4校で行ってきた3つの取組を紹介し、成果と課題が示されました。続いて「子どもの健やかな成長のために〜人生の土台作り〜」をテーマとした講演が行われました。講師として招かれたのは、理科教育法や生活科、実験講座などを担当する岩手大学非常勤講師の吉田智子さんです。吉田さんは「寝ることによって4つのホルモンとたくさんの神経伝達物質が分泌され、人間らしく育っていく」と睡眠の大切さを伝えました。このほか吉田さんは、食や運動などにも触れながら子どもたちの生活リズムをしっかり観察し、なるべく早く正すことが重要であることも伝えていました。会場には、教職員や保護者などおよそ140人が集ましたが、吉田さんの話を聞いて「きょうから子どもと一緒に生活習慣を改善していきたい」という感想も出て今回の講演が改善すべきことの気づきとなる機会になった様子でした。

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