2019年1月25日放送

遠野産「いわてっこ」「あきたこまち」生産・集荷拡大推進研修会

遠野産の「いわてっこ」と「あきたこまち」の生産・集荷拡大を推進する研修会が、きのう(24日・木曜日)JAとおの生活センターで開かれました。この研修会は、去年4月に遠野市やJA全農いわてなど4者で「いわてっこ産地協定」を結んだことと、酒造会社から「あきたこまち」の取引要望がきていることを受け、遠野産米の安定供給に向けて関係者の意思統一を図ろうと開かれました。きのうは、市内の米生産者のほか、JAいわて花巻などの関係者およそ150人が参加する中、初めに、全国と岩手の米穀情勢について説明がありました。JA全農いわてによりますと、岩手県の去年12月末の30年産主食うるち米の集荷状況は、9万1310トンと前の年の同時期と比べ上回っているものの、「ひとめぼれ」「あきたこまち」といった主力となる銘柄の集荷量は減っているということです。この後、こうした現状を踏まえ、米穀卸売業者・津田物産の奥本光則専務取締役が、主食用米と加工用米の需要について講演しました。また、奥本専務取締役は、米穀小売専門店から「いわてっこ」を求められているが、数量が足りていないなどの現状についても話していました。参加した人たちは、4月中旬から始まる種まきを前に、遠野産米の生産量拡大に向けた取り組みの参考にしようとメモを取りながら話に耳を傾けていました。

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