2019年1月16日放送

教育研究発表会

教育研究発表会が先週金曜日(11日)あえりあ遠野で開かれました。この発表会は、市内小中学校の学力向上のための取り組みについて発表し、情報共有することで教育の向上に役立てようと、遠野市教育研究所が毎年開いています。この日は、市内小中学校のほか、幼稚園や保育園・高校の教職員およそ200人が集まりました。会場では、遠野・遠野東・遠野西の中学校区ごとに、今年度の取り組みや課題などについて発表されました。このほか、遠野市教育研究所が作っている社会科の副読本の改定と、市の学力向上に関する取り組みや現状についても発表がありました。遠野市教育研究所によりますと、全国標準学力調査の偏差値は小・中学校ともに高い水準を維持しているものの、一方で「授業の内容が分かる」という児童・生徒の割合が、算数・数学のみ目標値の9割を達成していないということです。発表を受けて学校教育専門員の本田正弘さんは、「課題となっている算数・数学については、習ったことを理解するだけでなく、理解して問題を解けるようになる事が大事。時間内に練習問題まで取り組めるような授業を心掛けてほしい」などと講評しました。参加した人たちは、情報共有しながら、今後の授業の進め方や来年度以降の学力向上の取り組みの参考にしている様子でした。

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