2019年1月16日放送

国民保護共同実動訓練

テロ災害を想定した国民保護共同実動訓練がきのう(15日・火曜日)、釜石市を会場に実施されました。その訓練では、遠野市も参加し、いざという時に備えた各関係機関との連携が確認されていました。この訓練は、ことし9月に開催されるラグビーワールドカップを控える中、テロ災害への対応力向上と関係機関相互の連携強化を図ろうと実施されたもので、国や県、釜石市、遠野市など35の関係機関が参加しました。きのうは、ラグビーワールドカップで使用されるスタジアムでの国際試合で、ドローンにより化学剤が散布された後、スタジアム駐車場において爆破事案が発生し、多数の傷病者が出たことを想定した訓練が行われました。その中、県から避難者受け入れの要請を受けた遠野市では、自衛隊のヘリコプターに乗せられてきた消防職員が扮する高齢者や妊婦など4人を福祉避難所が開設された健康福祉の里に搬送しました。そして、搬送先では、保健師と助産師が避難してきた高齢者の健康状態を確認したり、また、妊婦に対しては、母子ともに健康であるか状態を見たりしながら対応にあたっていました。また、きのうの訓練では、県からの派遣要請に応じて遠野市消防本部の救急隊1隊3人が釜石市に派遣され、傷病者の救護活動に当たるなど、いざという時に備えた各関係機関との連携が確認されたということです。

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