2019年1月11日放送

松崎町で小正月伝承行事

五穀豊穣や無病息災などを願う小正月伝承行事がきょう(11日・金曜日)、松崎町の総合福祉センターで行われました。この行事は、みずき団子づくりやお田植え、烏よばりといった小正月の伝承行事を子どもたちに伝承し、世代間交流を図ろうと遠野市社会福祉協議会松崎支部が松崎町老人クラブ連合会と共に毎年実施しています。きょうは、白岩と松崎保育園の園児や白岩児童館の児童などおよそ150人が参加しました。初めに子どもたちは、地域の人たちから手ほどきを受けながら餅つきやみずき団子づくりに挑戦しました。また、子どもたちの手によって作られたみずき団子が茹で上がると今度は、総合福祉センターのホワイエに設置されたみずきの枝に赤や緑、黄色といった色とりどりの団子が一つ一つ丁寧に飾られました。そして、みずきが完成すると神事が執り行われ、ことし一年の五穀豊穣や無病息災などを願いました。続いて、子どもたちは、田んぼにみたてた雪に苗の代わりとなる松の葉をさして豊作を祈る「お田植え」と、農作物を烏の被害から守ろうと願う「烏よばり」を体験しました。また、きょうは、地域の人たちからお母さんのことを「おが」、お父さんのことを「おど」、ハンカチのことを「すはんこ」といった遠野の方言を学んだ後は、交流会も開かれました。子どもたちは、自分たちがついた餅を口いっぱいに頬張りながら、地域の人たちと一緒に楽しいひと時を過ごしていました。なお、子どもたちの手によって飾られたみずきは、来週18日・金曜日まで総合福祉センターに設置されるということです。

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