2018年12月28日放送

後期計画の策定に向けた地域検討会議

岩手県教育委員会による高校再編計画の後期計画策定に向けた釜石・遠野ブロックの地域検討会議がきのう(27日・木曜日)、釜石市で開かれました。地域検討会議は、新たな県立高等学校再編計画の後期計画の策定に向けて県教育委員会が高校教育の現状や地域における高校のあり方など意見や提言を聞こうと、今週火曜日(25日)から県内9つのブロックで開いています。きのう、釜石市で開かれた釜石・遠野ブロックの会議には、本田市長のほか釜石市の山崎秀樹副市長、大槌町の平野公三町長、2市1町のPTA、商工団体などから15人が出席しました。会議では初めに県教育委員会の担当者が後期計画は2021年度を初年度とした5カ年計画で、県教育委員会が2020年度に策定する方向で、検討作業を進めていく方針であることを説明した後、「都市部、中山間地・沿岸部における今後の高校のあり方について」をテーマに、意見交換が行われました。意見交換で本田市長は、「小さい学校でもキラキラと光る高校はいっぱいある。その子どもたちと地域の人たちをどのように位置付けていくのか夢のある計画を示してほしい」と意見を述べました。また、中浜教育長は「地域に高校があることで地域と密着した魅力ある教育を進めることができる。これは中山間地と沿岸部における教育のあり方ではないか」と訴えていました。ほかにも遠野市から出席したPTAや農業、商工業の代表者もそれぞれの立場から高校のあり方について意見を述べていました。今後、県教育委員会では、釜石・遠野ブロックをはじめ、県内、各ブロックで出された意見や提言などをブラッシュアップしながら、後期計画の策定に反映させていきたいとしています。なお、釜石・遠野ブロックの地域検討会議は、今後3、4回開かれ、次回は、来年4月から6月頃をめどに開催されるというとです。

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