2018年12月18日放送

経営計画実践事例研究会

これからの会社経営について考える機会にしてもらおうと、経営計画実践事例研究会がきのう(17日・月曜日)、あすもあ遠野で開かれました。この研究会は、経営計画に沿って販路改革に取り組む市内企業の事例を聞くことで、これからの会社経営について考える機会にしてもらおうと、遠野商工会が去年に続いて開きました。企業の経営計画策定の支援をしている遠野商工会によりますと、今年度、経営計画を作成しその計画をもとに全国商工会連合会から小規模事業者持続化補助金が採択された市内の企業は、15社あったということです。小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者の事業所が経営計画を作成し商工会とともに販路改革に取り組む事業に対して補助されます。きのうは、実際に小規模事業者持続化補助金などを活用して事業に取り組んでいる市内5つの企業による事例が発表されました。この内、新穀町で居酒屋を営む女性の発表では、補助金を活用して店内の照明をLED化したところ、以前よりも店内が明るくなり料理もおいしそうに見えるようになったことや、経費の削減が図られたことなどをあげた上で、今後の経営のあり方に対する考えについて話されていました。また、穀町で美容院を営む女性の発表では、頭皮に関するトラブルに対処するサービスを提供しようと、補助金を活用して炭酸ガスが入ったお湯で頭を洗う、炭酸ソーダスパを導入したところ、導入以前と比べると売り上げに効果が見られたことなどが話されていました。その他にもラグビーワールドカップや東京オリンピック開催による外国人客の増加を見込んで、外国人向けホームページのリニューアルなどに取り組んでいる宿泊業の事例などの発表も行われていました。きのう研究会に参加した市内の自営業者などおよそ60人は、いろいろな活用策を聞きながら、今後の会社経営に活かしていく方法を模索していた様子でした。

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