2018年12月7日放送

あすチャレ!スクール

誰もが夢と希望をもって、いきいきと過ごせる社会を創る明日へのチャレンジ「あすチャレ!スクール」が、今週月曜日(3日)土淵小学校で行われました。あすチャレ!スクールは、子どもたちにとって貴重な学びの機会を提供する体験型授業で、遠野市が共生社会ホストタウンに登録されたことを受けて、心のバリアフリー教育として市内4つの小中学校で行われました。今週月曜日は、土淵小学校の4年生18人が参加し、パラリンピックの種目の1つ「ゴールボール」を体験しました。ゴールボールとは、視覚に障がいのある人たちが行うチームスポーツで、アイシェードというゴーグルをつけた状態で、鈴の入ったゴム製のボールを転がしあい、点を奪いあいます。講師は、北京パラリンピック女子ゴールボール日本代表で、2020年の東京パラリンピック日本代表を目指して活動している高田朋枝さんが務めました。道具やルールの説明を受けたあと、児童たちは、初めに、高田さんから「ゴールボール」の守備について教わりました。そのあとは、3人対3人で試合をしました。コートには、糸を入れた状態で線が引かれていて、その凹凸によって自分がどこにいるのかも見分けることができます。アイシェードによって視界が完全にふさがれた状態のなか、児童たちは、ボールの音を頼りにどちらの方にボールが転がっているのかを判断し、一生懸命競技に臨んでいました。また、アイシェードをしていない状態の児童6人で、高田さんが守るゴールにボールを入れられるかというデモンストレーションも行われ、高田さんの機敏な動きに、児童たちは驚いていました。最後に、高田さんが講話を通して、「障がいとはなにか」また「パラリンピックを通して学んだこと」を児童たちに伝えていました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.