2018年12月5日放送

金融機関で強盗対策訓練

市内の金融機関できのう(4日・火曜日)、強盗対策訓練が行われました。この訓練は、お金が動き、強盗事件が発生しやすい時期である年末年始を前に万一の状況に備えそれぞれの役割や心構えなどを確認しようと、市内の金融機関でつくる遠野地区金融機関防犯協会が毎年実施しています。きのうの訓練は、遠野警察署の署員が扮するナイフを持った強盗犯が銀行内に押し入り、お客を人質にとって現金を奪い逃走したという想定で行われました。訓練で行員たちは、強盗犯の指示通りに行動をしながらも、犯人の人相や服装など特徴を記憶するように努め、冷静に対処していました。また、犯人が逃走する際、人質となったお客がナイフで刺され負傷した場面でも行員たちは、速やかに119番通報をするとともに、負傷者の救護活動も怠ることなくしっかりと対応していました。訓練のあと、遠野警察署生活安全課の市野川直樹課長は「冷静に対応できていて全体的に良かった」と講評した上で、万一の状況に備えその心構えなどについて話していました。きのうの訓練を通じて行員たちは、強盗事件が発生しやすい時期である年末年始を前に、改めて防犯への意識を高めた様子でした。なお、ことしに入って県内では、金融機関やコンビニ等を狙った強盗事件は発生していないということですが、遠野警察署では、お金の保管と管理の徹底を呼び掛けていました。

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