2018年12月4日放送

ピーマン販売額1億円達成大会

JAいわて花巻遠野地域野菜生産部会が、今年度のピーマンの販売額で27年ぶりに悲願の1億円を達成しました。「ピーマン販売額1億円達成大会」が先週金曜日(11月30日)、ウエディングパレス道を会場に開かれ、1億円達成に大きく貢献した遠野地域のピーマン生産者を始め、関係者およそ100人が出席しました。初めに、JAいわて花巻遠野地域野菜生産部会の福地孝市部会長などがあいさつしたあと優良生産者表彰が行われ、「販売額の部」や「1本当たり収量の部」でそれぞれの上位3個人・団体が表彰を受けました。釜石市、大槌町を含むJAいわて花巻遠野地域では、現在、5.9ヘクタールで79の個人・団体がピーマン栽培に取り組んでいます。昭和時代から始まった遠野地域のピーマン栽培は、平成3年度に1億円の販売額を達成したあと、平成6年度の広域合併により裁判面積が増加するも、生産者の高齢化と単価安による生産意欲の減退から栽培面積が減少しました。その後、遠野地域の重点野菜に位置づけられ、遠野市アストパワーアップ事業による支援事業の開始や石鳥谷ピーマン選果場に一元集約されるなど、ピーマン栽培に取り組みやすい環境が整っていきました。一億円を達成した平成3年度と比べると生産者の数は減っていますが、当時より31トン多い今年度291トンを生産し、高値基調も加わったことで販売額が1億円を大幅に超えるおよそ1億4000万円を達成しました。大会宣言では、今後も「楽しく・続ける・産地」を合言葉に次の事項に取り組むとして、新規・若手生産者の育成に地域一帯となって取り組み産地拡大に努めることなどが述べられました。この日は、祝賀会も開かれ、1億円達成をみなで祝い合いながら今後の英気を養っていました。

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