2018年11月16日放送

盛岡の中学生 遠野での民泊体験をまとめ展示

盛岡市立上田中学校の生徒たちが遠野市内の農家に宿泊しながら農業体験で学んだことをまとめたポスターがきのう(15日・木曜日)から市役所本庁舎で展示されています。上田中学校の2年生121人は、働くことへのやりがいや大変さなどを知り、将来の職業について考える機会にしようと、ことし9月に遠野市内の25軒の農家に宿泊しながら農業体験をしました。1泊2日の短い日程となりましたが生徒たちは、遠野の自然に触れながら野菜の収穫や牛の世話など普段、経験することが少ない貴重な体験ができたということです。そして、きのうから本庁舎1階の多目的市民ホールでは、お世話になった遠野の人たちに感謝を伝えようと、32の班ごとに生徒たちが農業体験で学んだことをまとめたポスターが展示されています。生徒たちがまとめたポスターには、「農家の魅力とは何か」、「どんな思いで農業を続けているのか」といった実際に農業を体験する中で農家から聞き取った内容などが綴られています。畜産体験をした班は「一生懸命にミルクを飲む子牛たちの姿は、とてもかわいく癒されたもののこの牛たちを食べると考えるととても悲しくなった」と思いを綴り、時には命と向きあう仕事であることも感じ取っていました。また、会場には、生徒たちが美術の授業で盛岡の魅力について考え、それを基に作成したマークデザインも展示されています。なお、上田中学校の民泊まとめポスター展は、来週22日・木曜日まで本庁舎1階多目的市民ホールで開かれているということです。

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