2018年11月15日放送

ユニバーサルマナーセミナー 障がい者スポーツアスリート講演会

障がい者に対する理解を深めてもらおうという講演会が、今週月曜日(12日)あえりあ遠野で開かれました。この講演会には、遠野商工会の会員や民生児童委員、福祉関係者など、およそ50人が参加しました。来年のラグビーワールドカップ、また、再来年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、障がい者や外国人など、多様な人たちへの対応・マナーの習得が必要となっています。この日の第1部では、年齢・性別・国籍などに関係なくさまざまな人に対応するにはどうしたらいいか、障がいのある当事者講師として「外見からはわかりづらい障がい」に対する理解を普及する為に活動している薄葉幸恵さんが講演しました。また、講演の中で、参加者たちは、声を出さず、口の動きや身振り手振りだけで相手に自己紹介をする「聴覚・言語障がい体験」をし、相手と話そうとする姿勢や、相手を知ろうとする心の大切さを学んでいました。続いて、第2部では、パラ水泳アスリートとして数々の国際大会に出場し活躍している窪野一輝さんが、中学3年生で弱視となってから現在までのさまざまな体験を話しながら、パラ水泳から学んだことについて参加者たちに伝えていました。参加者からは「話を聞いて、思いやりと感謝の気持ちが大切だと改めて感じた」と感想があがり、「みんなが安心して心から楽しく過ごせる社会」の実現のために、自分たちにできることについて考えを深めている様子でした。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.