2018年11月2日放送

「遠野の文化のPRに役立てて」市民が市に本を贈る

遠野を訪れる人たちに遠野の文化をPRしてもらおうと、市民から遠野市に本が贈られました。きのう(1日・木曜日)とぴあ庁舎を訪れたのは、これまで「遠野物語」に関する数々の本を出版している佐藤誠輔さんです。昭和3年に東穀町に生まれた佐藤さんは、日本のグリムと称された佐々木喜善の業績を市内外の人たちにより広く理解してもらうため、佐々木喜善や遠野の昔話について小中学生にも分かりやすい内容にした著書を遠野物語研究所などを通じて発刊してきました。今回は、数ある著書のうち、26年前に出版し、4年前には文庫版としても出版した「口語訳遠野物語」を再版。遠野を訪れる人へ、遠野の文化をPRするために使ってもらおうと、「口語訳遠野物語」の文庫版50冊を遠野市に贈りました。本を受け取った本田市長は「これまで500冊近い寄付をいただいております。さまざまなお客さんが来たり、仕事でいろいろ訪れる時に渡してみんなに喜んでもらっています。遠野のPRのためにも、この本を活用させていただきます」と感謝の言葉を述べていました。なお、これまで佐藤さんから市に贈られた本は、市内の保育園や小中学校・高校・地区センターなどに贈られています。

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