2018年10月31日放送

遠野市乗用馬市場

遠野市乗用馬市場がきのう(30日、火曜日)、遠野馬の里、覆馬場で開催されました。乗用馬市場は、遠野市が本州では唯一、また、全国でも北海道の根釧地域の2カ所のみで開催されています。45回目の開催となったことしは、遠野産馬を求めて北海道から九州までの乗馬クラブなどから31個人、団体の購買人が集まりました。今回、市場には、1歳馬から2歳馬の部、管内生産馬の部など4部門にポニーを含めた29頭が上場されました。競り進行役の鑑定人の発声で上場馬の競りが始まると購買人たちは、馬場を回る馬を見極めながら希望価格を言い、ほかの購買人と値段を競り合っていました。そして、落札した人には、ことしも緑峰高校の馬事研究会のメンバー4人がプレゼンターとなり、花束と記念品を手渡していました。また、今回の市場の最高値は、前日に開かれた管理共励会で1等賞に輝いた小友町の谷渕隆朗さんが所有する1歳馬、「キキマユ」号の215万円でした。落札した神奈川県の女性は、「ほかの馬が持っていない見栄えと動きに引かれました。落札出来てホッとしています。今後は、馬術の競技馬として育てていきたい。」と話していました。なお、競りの結果、上場された29頭のうち18頭が希望価格に達せず生産者が引き取る「主取」となり、売上総額は、1,115万円、前年比は61.3パーセントの厳しい状況となりました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.