2018年10月25日放送

市長記者懇談会

市長記者懇談会がきょう(25日・木曜日)開かれ、安全点検の結果やみちのくALERT2018などについて発表がありました。市内小学校の通学路の安全点検の結果については、中浜艶子教育長から発表がありました。この安全点検は、ことし5月に新潟県で下校中の児童が殺害されるという事件を受けて国が6月に取りまとめた「登下校防犯プラン」に基づき、市内小学校から報告があった通学路や空き家など15カ所を対象に先月実施されました。教育委員会や遠野警察署、遠野土木センターなどが点検したところ、遠野地区と松崎地区の市道2カ所で警察や地域の人による巡回・見守り活動の強化といった対応が必要と判断されたということです。このほか、子ども110番の家の増設など実施合意や予算の確保が整い次第対応するものが2カ所、防犯灯の設置など時間を要するものが5カ所、対応が不可能・困難なものが6カ所だったということです。中浜教育長は、「報告があった所や点検結果について関係者で情報共有し、順次対応しながら安全確保に努めていきたい」と述べました。また、来月、自衛隊が実施するみちのくALERT2018の訓練参加について本田市長から発表がありました。みちのくALERT2018は、東北地区の災害対応能力の向上を図るため来月9日(金曜日)から11日(日曜日)までの3日間東北各地で自治体や自衛隊が連携して実施する実働防災訓練です。このうち遠野市は、10日(土曜日)の午前9時から遠野運動公園と早瀬川緑地公園を中心に行われる孤立集落からの患者救出訓練や、炊き出し訓練などに参加するということです。このほか、海外の姉妹都市との交流事業についても発表がありました。本田市長は、遠野市とアメリカ・チャタヌーガ市が姉妹都市締結1周年を迎えることから、来月10日(土曜日)に公式訪問団を派遣すると発表しました。公式訪問団としてチャタヌーガ市を訪問する上郷町の平倉神楽保存会は、遠野の文化をチャタヌーガ市民に紹介するため郷土芸能である神楽を披露するということです。また、イタリア・サレルノ市と来年度姉妹都市締結35周年を迎えることから、両市の絆を一層強固にするため来月26日(月曜日)から開かれる第72回サレルノ国際映画祭の表彰式に遠野市も出席し、遠野市名誉親善大使のサルバトーレ・フォルテさんと一緒に、「遠野賞」を授与するということです。

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