2018年10月17日放送

市史編さん講座 遠野南部家近世文書の世界

遠野の歴史の編さん事業を行っている市史編さん室の市民を対象にした講座が今週日曜日(14日)に開かれ、現在調査が進められている江戸時代の古文書をひもときながら遠野南部家の歴代当主とその治世が紹介されました。この講座は、遠野歴史や文化に触れる学習機会を設け郷土に対する市民の理解と愛着を深めてもらおうと3年前から開かれています。今週日曜日に開かれた講座では、遠野南部家の江戸時代の歴代当主に迫るこれまでほとんど紹介されていない内容とあって会場には市内外から多くの人たちが集まりました。この日は、遠野市史編さん委員や岩手県文化財保護審議委員を務める東海大学文学部の講師・兼平賢治さんが解説しました。講座では、この江戸時代の古文書をひもとき、八戸根城南部氏が遠野へ国替えする背景や清心尼公と盛岡南部氏との関係、さらには、南部氏と江戸幕府のやりとりなどこれまでの調査でわかった新しい発見の数々が紹介されました。この市史編さん講座の模様は、後日、遠野テレビでお送りする予定となっています。

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