2018年10月12日放送

全国地域安全運動出発式

全国地域安全運動の開始に合わせて、きのう(11日・木曜日)総合福祉センターで、遠野市内の防犯関係機関・団体などが一堂に会しての出発式が行われました。「全国地域安全運動」は、地区防犯協会をはじめとする民間協力組織・団体などと警察が連携し、犯罪や事故などのない安全で明るく住みよい地域社会の実現を推進する運動として、きのうから来週土曜日(20日)までの10日間実施されます。この運動の開始に合わせて行われたきのうの出発式には、市内の防犯協会や警察などおよそ70人が集まりました。出発式に先立ち、市内の幼稚園・保育園の年長園児を対象にした「防犯ぬりえコンクール」の表彰式が行われ、色えんぴつ部門とサインペン部門で最優秀賞などを受賞した子どもたちに、賞状と記念品が贈られました。コンクールには、189点の応募があったということで、作品は、とぴあ庁舎の市民課前に今月21日(日曜日)まで展示されることになっています。続いて、出発式では、遠野市防犯協会連合会会長を務める本田市長があいさつしたあと、遠野警察署の菊地一也署長が「ことしに入ってから遠野市内での刑法犯認知件数や声かけ事案などの脅威事案は減少傾向にあり、特殊詐欺被害については被害が出ていない」と現状を伝えました。しかしながら、県内での特殊詐欺の予兆電話などはあとを絶たず余談を許さない状況で、侵入窃盗における無施錠被害率については高い状態を推移、登下校中の児童や女性に対する脅威事案については増加傾向にあるということです。菊地署長は、「みなさんとより一層の連携を図りながら市民の一人ひとりが安心安全を実感できる地域社会の実現に向け、署員一丸となって各種対策に取り組んでいきます」と話し、支援と協力を呼び掛けていました。このあと、遠野地区少年警察ボランティア協会の阿部正一会長が決意表明と青色回転灯装備車両の出動宣言をしました。出発式が終わると、近隣の商業施設では街頭啓発活動が行われ、参加者が市民にチラシやティッシュなどを配りながら地域の安全について呼び掛けました。運動期間中は、遠野市内で、鍵かけモデル地区での広報活動や非行防止の呼びかけるそば打ち教室などが予定されています。

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