2018年10月1日放送

芥川賞作家・若竹千佐子さん 遠野市民栄誉賞・トークショー

きのうは、(9月30日、日曜日)功労者表彰式に続いて、第158回芥川賞を受賞した上郷町出身の小説家若竹千佐子さんの遠野市民栄誉賞表彰式とトークショーが行われました。遠野市民栄誉賞の表彰式では、ことし1月にデビュー作「おらおらでひとりいぐも」で芥川賞を受賞した若竹さんが登場すると、会場に集まった市民から温かい拍手が送られました。そして、本田市長が「市民一丸で応援していました。お帰りなさい」と声を掛けた後、若竹さんに遠野市民栄誉賞の表彰状と記念品を贈りました。この後、子ども語り部による語りや作品の一節の朗読など方言や作品に親しんでもらうためのさまざまなアトラクションが行われた後、トークショーが始まりました。トークショーで若竹さんは、芥川賞を受賞した時の心境や受賞作「おらおらでひとりいぐも」の制作秘話などを話していました。その中でも次回作について若竹さんは、「第2作も方言で書きたい」と宣言する一方、「あまり期待し過ぎないでほしい」と話し、会場の笑いも誘っていました。また、トークショーの終わりには、ふるさと遠野に寄せる思いも語っていました。きのうのトークショーに訪れたおよそ600人の市民は、若竹さんの偉業を郷土の誇りとしてたたえながらこれからの活躍も期待した様子でした。

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