2018年9月28日放送

交通安全功労者・優良運転者表彰式

今年度の秋季交通安全功労者・優良運転者等表彰式が、きのう(27日・木曜日)遠野警察署で行われました。この表彰式は、長年にわたって交通安全の取り組みに尽力した人などを表彰しようと、毎年、遠野市交通安全協会が行っています。式では、初めに、交通事故犠牲者に対する黙祷が行われたあと、遠野市交通安全協会の佐々木清美会長が「交通安全運動は地道な運動で、ゼロを目指しながら頑張っているが死亡事故が後を絶たない。各地区で、警察のシミュレーターを使った啓発活動などを、さらに展開していければ」とあいさつしました。続いて行われた表彰で、今年度は、48人が表彰されました。このうち、遠野市交通安全協会遠野分会の理事を務めている佐々木岩さんが、東北管区警察局長・東北交通安全協会長連名表彰の交通功労者として表彰を受けました。佐々木さんは、地域の目となり、児童の登下校の見守りを率先して努め、高齢者の集う場所では、夜行反射材の活用を推進するなど、地域の交通事故防止に大きな役割を果たしています。また、運転者の立場から、草や木で見通しの悪くなっているところの環境整備をしたり、除雪作業を率先して行ったりと、ボランティア活動が地域住民から高く称賛されています。続いて、遠野市交通安全協会の理事を務める菊池威夫さんが、東北管区警察局長・東北交通安全協会長連名表彰の優良運転者として表彰を受けました。菊池さんは、運転免許取得以来、48年間、無事故・無違反を継続し、住民の模範となっています。また、主要道路での交通安全対策や児童生徒の交通安全サポートのほか、交通安全講習会では率先して講師を務めるなど、事故ゼロで安心・安全な街づくりを目指し活動しています。表彰のあと、遠野警察署の菊地一也署長は、市内では、ことしに入ってから32件の人身交通事故が発生し、1人が亡くなっていると状況を説明したあと、「関係機関・団体と連携を図りながら、交通事故のない安心安全な遠野市の実現に向けて、変わらぬご支援とご協力をお願いします」とあいさつしました。最後に、受賞者を代表して佐々木岩さんが謝辞を述べました。なお、遠野警察署によりますと、市内での飲酒運転の検挙件数は、去年5件に対して、ことしは、すでに10件と倍増しており、酒を飲んだら絶対に車を運転しないよう、注意を呼びかけています。

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