2018年9月20日放送

遠野市総合教育会議

今年度1回目となる遠野市総合教育会議がおととい(18日・火曜日)本庁舎で開かれました。この会議は、教育委員会と市の行政部局の連携を図るため、重要な教育課題についての協議・調整を行うもので、市長と教育長、教育委員で構成されています。初めに、遠野市の小中学生の学力と学習状況や、高校の進路希望アンケートの結果について報告されました。このうち、今年度の市内中学校の全国標準学力検査の結果について、平成28年度より5教科とも偏差値の平均は伸びているものの、数学と英語は他の教科に比べて平均値が低いことということです。また、今年度の学力向上の対策として数学の学習支援員を3人から4人に増やして中学校に配置しているほか、外国語指導助手3人を市内の小中学校に派遣するなどの取り組みが行われていることについても説明されました。このほか、市内中学生の高校進路希望アンケートの結果について、市外の高校を希望する生徒が2年生から3年生に進む過程で43.5パーセントから52.0パーセントとおよそ10パーセント増加しましたが、保護者については市内高校希望者が61.3パーセントと大きな変化は無かったということです。続いて、臨床心理士の拡充配置と市内保育園施設の整備について協議されました。このうち、綾織保育園については、旧綾織小学校のグラウンドへの移転改築を予定していて、保育園、小学校、児童館を一体的に整備することで、綾織町の子育ての拠点としたいとしています。また、旧綾織小学校の体育館周辺で頻繁に蛇が発見されることから、園児の安全面を考慮する必要があることなどについても説明されました。委員からは、「園児が小学生を身近に感じることができるのは、キャリア教育としては良いと思う」「地区センターと離れてしまうのは、まちづくりを進めていく上でどうなのか」などの意見があがっていました。市では、今回出た意見を参考にしながら、再来年度4月の開園に向けて計画を進めていくということです。なお、次回の総合教育会議は、11月に開かれる予定です。

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