2018年9月19日放送

「遠野物語」を創るプロジェクト ブラインドサッカー体験

遠野高校の新しい「遠野物語」を創るプロジェクトの課題探究がきのう(18日、火曜日)、行われ、生徒たちは、ブラインドサッカーを体験しました。新しい「遠野物語」を創るプロジェクトは、地域を再認識しグローバルな視点に立って地域の課題を解決しながら持続可能な地域創生を担う人材育成を図ろうと、遠野高校が総合的な学習の時間を活用して昨年度から取り組んでいます。今年度のプロジェクトは5月に開講し、1,2年生の生徒たちが「おもしろTONOガイド」や「商品開発」などをテーマに12チームに分かれて探究活動を進めていて、きのうは、4回目となる課題探究が行われました。遠野市は現在、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会で、視覚障がい者5人制サッカーのブラジル代表のホストタウンとして登録されています。そのことから、視覚障がい者5人制サッカーを主体にスポーツとユニバーサルデザインのあり方を探ろうと、「ブラインドサッカー」をテーマに学ぶチームでは、生徒29人が実際にブラインドサッカーを体験しました。生徒たちは、講師を務めた富士大学スポーツ振興アカデミーなどの職員から指導を受けながら、目隠しをしてボールから鳴る音や指示役の声を頼りにシュートやドリブルに挑戦しました。また、きのうは、視覚障がい者の誘導方法も学んでもらおうと、目隠しをして障がい物が設置されたコースを歩く白杖体験も行われ、生徒たちは実際に体験することで障がい者に対する理解を深めた様子でした。なお、生徒たちは、きのうの体験をもとに今度は指導者の立場として、来月、市内の小学生に障がい者スポーツの楽しさなどを伝えていくということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.