2018年9月18日放送

ホップ料理交流会

土淵小学校の5年生と食と農を研究する緑峰高校食農研究班の2年生が先週金曜日(14日)、ビール以外の活用を見つけようと、ホップを使った料理づくりで交流を深めました。この交流会は、遠野市の主要作物であるビールの原料、ホップについて学んでいる土淵小学校と、ホップの食材への活用についての普及活動に向けた研究をしている緑峰高校食農研究班が去年から開いています。この日は、5年生の児童12人が緑峰高校を訪れ、食農研究班の2年生5人と一緒にことし、児童たちが実際に栽培し収穫をした生のホップを使った「ピザ」と「たこ焼き」の料理づくりに挑戦しました。5つのグループに分かれた児童たちは、食農研究班の生徒たちに優しく教えてもらいながら、ピザづくりでは、「ルプリン」と呼ばれるホップの香りと苦みの成分である黄色い樹脂を取り分けたり、ホップが練り込まれた生地の上にトマトやピーマンなどの食材を並べたりしながら料理づくりを進めていました。また、たこ焼きづくりでは、ホップの香りを生かそうと生地を焼くときにみじん切りにしたホップを振りかけるなど、工夫がされていました。そして、ピザとたこ焼きが出来上がると早速、試食に入り、児童たちは、自分たちが栽培から収穫までしたホップがどのように料理に生かされているのかその味を確かめていました。なお、土淵小学校では、今後、ホップの栽培から収穫、加工まで、一連で学んできたことのまとめ学習に入るほか、緑峰高校食農研究班では、継続してホップを使った料理の研究をしていくということです。

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