2018年9月6日放送

「遠野の里の物語」ダンス指導

遠野小学校でおよそ40年に渡って行われてきた全校表現活動「遠野の里の物語」。ことし10月、遠野市民センターでの発表を前に、スペイン出身のダンサーが先週火曜日(28日)から3日間遠野小学校を訪れ、児童たちにダンス指導をしました。遠野小学校では、昭和57年度から、体育、音楽、国語の授業の中で身についた知識や、技能として磨かれたものなどを総合的・発展的に学習させる場として、全校表現活動を続けています。今年度は、遠野の文化を新しい切り口で発信している「to knowプロジェクト」とコラボレーションして、伝統に新しい魅力を加えた舞台作りに取り組んでいます。10月の本番を前に、先週火曜日から3日間、to knowプロジェクトのメンバーとの繋がりが縁となり、スペイン出身で東京在住のプロのダンサー、ルシア・バスケス・マドリードさんが遠野小学校を訪れ、児童たちにダンスの指導をしました。この日、ルシアさんが指導した3・4年生が披露する「遠野お山節」は、遠野三山を、神々の踊りを交えた物語で表現するもので、遠野三山の女神様や鳥などが登場します。ルシアさんは、児童たちがより美しいダンス表現ができるように、体をやわらかくするストレッチを教えた後、自らが手本となり、児童たちが踊るダンスを披露しました。ルシアさんの、全身を使ったしなやかで美しいダンスに、児童たちからは、感嘆の声があがっていました。続いて、児童たちは、本番通りの動きをしながら、ルシアさんから、手の上げ方やよりきれいに見えるダンスの表現の仕方などについてアドバイスをもらっていました。児童たちは、ルシアさんの教えを聞き、動きをまねしながらよりきれいに見えるようにしようと努め、素直な児童たちの反応に、ルシアさんからも笑顔がこぼれていました。今年度の遠野小学校の全校表現活動「遠野の里の物語」は、10月20日に、遠野市民センターを会場に開催されるということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.