2018年9月3日放送

遠野市防災訓練

9月1日の「防災の日」に伴い、きのう市内では防災訓練が行われました。この防災訓練は、自主防災組織による避難訓練や安否確認を行い、市民の防災意識向上を目的としています。市内一斉に行われた防災訓練ですが、その中で、指定訓練場所となった遠野町15区では、去年協定を結んだ無人航空機ドローンやアマチュア無線を使った被災状況訓練が実施されました。つづいて、自治会館の調理場から出火し、怪我人が出た場合を想定した救急処置訓練が行われました。訓練ではタオルや布を使い、頭や腕足など、怪我をした箇所を固定したり止血するなど、緊急時の処置について確認していました。また、最後には、遠野市消防本部の職員からレクチャーを受けながら自力では動けない人を、1人または複数人で搬送する方法を学んでいました。訓練に参加した人たちは、いざという時に対応できるよう、職員の話を真剣に聞き入っていました。また、上郷町9区では、遠野市防災訓練に合わせて、平野原、宇南林、大寺、赤羽根の地区住民が集まり、水防訓練が行われました。この水防訓練は、豪雨に伴い、近くを流れる赤羽根川が氾濫の危険があるとの想定で実施されたもので、きのうは、遠野消防署の職員を講師に土のうの作り方や並べ方などの訓練が行われました。上郷町9区では、過去にも、赤羽根川の氾濫で被害が出ており、また、現在、台風21号が接近していることもあり、参加した住民たちは、いざという時に備え真剣に訓練に臨んでいました。なお、きのうの防災訓練では、市内全体で」去年よりも589人多い、7386人が参加したということです。

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