2018年8月20日放送

旧三田屋活用方針検討懇談会

旧三田屋活用方針検討懇談会が、先週金曜日(17日)中央通りの旧三田屋で開かれました。この懇談会は、旧三田屋の土地と建物をまちづくり活動の拠点や、市内外の人が日常的に活用できる空間として再生するための方針について検討しようと開かれました。1回目の開催となったこの日は、一日市商店街振興協同組合や建築家などおよそ20人が出席し、今後検討していく内容や住田町や盛岡市の古民家の活用事例などについて確認しました。また、市からは本格的な改修ができるまでの間、自治会館として機能させるため寒さ対策や、照明・コンセントの増設、雨漏り対策などの修繕を行う準備を進めていることについて説明がありました。懇談会は、ことしの12月まで月に1回開かれる予定で、今後は、自治会館以外の活用方法や運営の主体などについて検討していくということです。また、先週金曜日からは町家を多様な活動が行われる場所として再生させるプログラム「三田屋オフキャンパス」が開かれ、市内の中学生や高校生のほか市外からは建築を学んでいる大学生などが参加しました。参加した人たちは、「建築改修」「庭園調査」「町並み調査」の3つのチームに分かれて、三田屋の日本庭園の痕跡や周辺の町並みの調査などを行ったということです。このうち、建築改修チームは、老朽化や積雪による重みで不安定になっていた屋根や土台を入れ直したほか、壊れていた戸のガラスや板を交換したということです。参加した中学生や高校生たちからは、「庭園を調査して三田屋の繁栄がうかがえた」「遠野の昔のことを学べて興味を持つことが出来た」などの感想が出ていたということです。

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