2018年8月8日放送

「千葉家住宅」保存修理工事見学会

重要文化財「千葉家住宅」の保存修理工事見学会が今週日曜日(5日)開かれました。この見学会は、「千葉家住宅」の整備事業の途中経過を公開し、滅多にない機会を見てもらうことで「千葉家住宅」に対する関心を継続して持ってもらおうと開かれ、今回が2回目です。この日は、主屋と土蔵の解体現場が文化財建造物保存技術協会の修理技術者の解説を交えて一般の人に公開されました。あいにくの雨の中ではありましたが、子ども会の行事として見学に訪れていた地元・綾織町の子どもたちは、屋根や壁が解体され骨組みがあらわになった曲り家などを見学しながら貴重な時間を過ごしていました。また、これに合わせて、千葉家のお土産品の開発などに取り組んでいる「重文千葉家の活用を考える会」による「夏のつけもの祭り」も開催されました。ここでは、活用を考える会のメンバーが持ち寄った16種類の自慢の漬け物を並べて試食販売が実施され、メンバーたちはお客の反応を見ながら活動の参考にしていました。この他、市の文化課の職員による「よしず編みの実演」も行われ、希望者には、昔ながらの「よしず編み」を体験してもらっていました。「千葉家住宅」の保存修理工事は平成35年度まで行われる予定で、工事見学会について、市では、今後も年に1回程度開催していくとしています。なお、グランドオープンは、平成37年度に予定されています。

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