2018年8月7日放送

日本産ホップの新しい取り組み

日本産ホップの新しい取り組みに関する発表会が、きのう(6日・月曜日)東京で開かれました。その様子が届きましたのでお伝えします。遠野市によりますと、きのうの発表会では、キリンと東京の金融会社「農林中央金庫」がことし2月に遠野市に設立された日本産ホップの栽培などを行う農業生産法人「BEER EXPERIENCE」に2億5000万円出資したことが発表されました。遠野市のホップ農家の数は、ピーク時の昭和49年度は239戸でしたが、昨年度は34戸にまで減少していて、キリンと農林中央金庫では、日本産ホップの生産者・産地を支援することで、ホップ農家の担い手不足の解消や交流人口の増加による地域の活性化を図り遠野市の農業の発展に貢献していきたいとしています。BEER EXPERIENCEでは、機械化を進めてホップ栽培の作業効率化を図るほか、遠野パドロンを使用した加工品を開発し、生産の拡大を図るということです。また、観光客や流通バイヤー向けのホップの収穫体験や畑の見学ツアーなどといったビアツーリズム事業にも取り組むということです。出席した本田市長は、「キリン・農林中央金庫・BEER EXPERIENCEの決断を重く受け止め、遠野ホップ農協としっかりと連携しながら、世界に冠たる『日本産ホップ』の産地を目指す」と述べていたということです。

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