2018年8月6日放送

岩手県知事への統一要望

岩手県知事への統一要望が先週金曜日(3日)本庁舎大会議室で実施されました。遠野市と遠野市議会は、県と遠野市が抱える課題の共有を図り課題解決に向けて連携しながら取り組んでいけるよう、県知事への統一要望を県南広域振興局の細川倫史局長に提出しました。この日は、県から、県南広域振興局の細川局長の他、飛鳥川和彦副局長や遠野市を所管するセンター所長などが出席。また、遠野市と遠野市議会からは本田市長と新田議長をはじめ市の幹部職員や議員などが出席しました。今回、県に要望したのは、「道路網等整備の充実について」や「子育て支援の充実について」など大きく分けて17項目です。本田市長は、「道路が加速度的に整備され、広域的な連携の中で沿岸と内陸の交流拠点として遠野の役割を見いだしていかなければならない」とし、新田議長は、「人口減少社会の中で我々が生きていくために頑張るための要望」と17の項目を統括したあと、細川局長が応えました。今回の要望の中から、道の駅遠野風の丘の渋滞緩和を図るため東側出入口や敷地内通路の新設を求める要望について細川局長は、道の駅遠野風の丘が「広域防災拠点や東北横断自動車道の無料休憩施設などとして地域活性化に有用な施設であると認識している」とした上で、新設については、「市と連携を図りながら最適な役割分担などを検討していきたい」と応えていました。また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたホストタウン交流における施設整備への財政支援についての要望に対し細川局長は、「国のさまざまな財政支援があるので市の具体的な取り組みを伺った上で必要に応じて国などからの有利な支援制度が適用されるよう共同で要請を行うなどの対応を検討したい」と応えていました。このあと、意見交換も行われ、県側は、遠野市が抱えている課題などについての認識をさらに深めていました。

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