2018年8月1日放送

カメムシのすくい取り・葉いもち病調査

市内全域のほ場を対象におととい(7月30日・月曜日)、カメムシのすくい取りと葉いもち病の調査が行われました。この調査は、米の品質や収穫量が落ちないようにと早めの対策をとるため、県や市、JAなどで組織する遠野地方病害虫防除推進協議会が毎年、この時期に実施しています。この日は、協議会のメンバー10人が集まり、5つの班に分かれて市内全域のほ場で調査が行われました。カメムシは、もみの汁を吸い、品質が落ちる原因となります。また、葉いもち病は、カビによる病気で発生すると生育が抑制されるため、品質の低下や収穫量の減少などの影響が出ます。調査にあたった協議会のメンバーたちは、それぞれのほ場でアミを手に持ってカメムシが発生していないか、また、目視で葉いもち病が発生していないかなど確認していました。そして、調査の結果、カメムシは、ほ場周辺にある牧草地で発生が見られ、葉いもち病は、去年と比べると少ないものの、広い地域で発生が見られたということです。なお、遠野地方病害虫防除推進協議会では、8月20日前後にもこの調査を実施し、米の品質維持と収穫量の確保に努めたいとしています。

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