2018年7月26日放送

万引き防止対策会議

万引きをはじめとする犯罪のない遠野のまちを目指そうと、きのう(25日、木曜日)、遠野警察署で万引き防止対策会議が開かれました。この会議は、全国的にも増加傾向にある万引きについて、遠野市内での現状を把握し、今後の防止対策に役立てていこうと、遠野警察署と遠野地区少年警察ボランティア協会が開いたものです。きのうは、遠野市内のスーパーやコンビニの店長、中学、高校の教諭など19人が出席し、はじめに岩手県警察本部生活安全企画課の渡邉浩志課長補佐が、県内の万引き発生状況について講話をしました。渡邉課長補佐によりますと、ことし6月末現在で警察で認知している県内の犯罪件数は1642件あり、その内、万引きの件数は、304件であったということです。さらに万引きで検挙された189人中、15人は19才以下の未成年であるのに対し、65歳以上の高齢者は、102人と、高齢者が占める割合が多くなったことなどを話していました。また、講話では、万引きを未然に防止するための対策についても触れていました。このあと、万引きの発生状況や防止対策などについて、意見交換が行われました。出席者からは、「過去に箱だけあって中身が空の商品があった」といった事例や、「警察官による店舗への巡回をしてほしい」といった要望などが出されていました。なお、ことしに入って遠野市内では、きのう現在で(25日)4件の万引きが発生していることから今後も定期的に万引き防止対策会議を開き、犯罪のない遠野のまちを目指していくということです。

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