2018年7月13日放送

千葉家住宅保存活用委員会復原検討ワーキンググループ

保存修理工事が進められている国指定重要文化財「千葉家住宅」の復原検討ワーキンググループが、きのう(12日・木曜日)開かれました。このワーキンググループは保存活用委員会の中から建築の歴史などに詳しい有識者がメンバーとなって、千葉家住宅をどのように復元していくか、復元の基となる時代やその方法などについて協議するものです。きのうは、初めに工事の進捗状況や調査状況などについて確認し、続いて、工事が進められている母屋(おもや)や土蔵(どぞう)を確認しながら、今後の作業の進め方などについて意見交換をしました。このうち、馬屋の石垣部分については地盤調査などの結果から昭和56年に発生した台風いわゆる「56台風」で崩れ、補修した以前の状態に戻すという方針が示されました。また、土蔵については保存状態の良い栗(くり)の木が屋根に使われていることから、良い部分を維持した上で修理を進めていくということで意見がまとまりました。なお、ワーキンググループで出された意見については来月30日に開かれる保存活用委員会の中で改めて協議し、今後の工事の方針を定めるということです。

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