2018年7月13日放送

ブラジル視覚障がい者スポーツ連盟と事前合宿等に係る覚書締結

ブラジル視覚障害者スポーツ連盟と遠野市が、きょう(13日・金曜日)事前合宿等(とう)に係る覚書(おぼえがき)を締結しました。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会において、遠野市は、去年12月に、ブラジルを相手国とするホストタウンに登録が決定しました。これを受け、おととい(11日・水曜日)からブラジルの視覚障害者スポーツ連盟のジョゼー・アントニオ会長など4人が、事前合宿の受け入れを想定した視察のため遠野市を訪れています。きのうは、市民体育館や国体記念公園市民サッカー場などを視察し、ジョゼー・アントニオ会長は「全体的にとても良くて、選手たちもとても喜ぶと思う」と評価していました。そして、きょう(13日・金曜日)、ブラジル視覚障害者スポーツ連盟と遠野市の事前合宿等に係る覚書締結式が行われ、市議会議員や遠野市体育協会、遠野市サッカー協会の関係者などおよそ100人が出席しました。この覚書には、東京パラリンピック競技大会において最高のパフォーマンスを発揮するために、ブラジル視覚障害者スポーツ連盟に対し、市全体で可能な限りのサポートを行うことや、両国の相互理解と友好関係の促進に努めることなどが記されています。両国の絆を表すかのようにがっちりと固い握手を交わした後、本田市長から、音で遠野を感じてもらえるようにと風鈴、遠野のサッカーを象徴するタオル、そして、「遠野ブルー」のストールが贈られました。また、ジョゼー・アントニオ会長からは、ブラジルのユニフォームが贈られ、「この締結は、連盟として大変光栄なことであり、ブラジル国民にも非常に価値のあることだと思っています。2020年のパラリンピック以降も、お互いの交流を深めていけるのではと、非常に価値のある一日になりました」と、これからの交流に期待を寄せていました。本田市長は「遠野は、子どもから大人まで多くの市民がサッカーに親しんでいる『サッカーのまち』で、何かの縁ではないかと思っている。しっかりと環境を整えながら、市民一丸となってブラジルチームをお迎えし、五度目の金メダルに繋がるような市としての取り組みを進めてまいりたい」と、意気込みをみせていました。ブラジル選手団は、来年・2019年の7月と、2020年の夏に遠野で合宿を行い、パラリンピック競技大会に臨む予定になっています。

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