2018年7月12日放送

ブラジルのサッカー関係者 遠野市内を視察

ブラジル視覚障がい者5人制サッカーの関係者が、きのう(11日・水曜日)から遠野市を訪れています。きょう(12日・木曜日)は、サッカー場の視察や中学生との交流が行われました。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックで、遠野市は、ブラジル視覚障がい者5人制サッカーのホストタウンに登録されました。これを受け、ブラジルの視覚障害者スポーツ連盟の会長など4人が、視察のため、きのうから遠野市を訪れていて、きょうは、市民体育館のジムや、サッカー場などを視察しました。会長など一行は、市の担当職員の説明を受けながら施設を巡り、「ブラインドサッカー用のフェンスは設置できるのか」などについて確認していました。続いて訪れた遠野中学校では、2年生の生徒115人が横断幕とポルトガル語で歓迎しました。交流会では、遠野のよいところ「自然・人・歴史・文化」についての紹介と、歓迎の合唱が披露され、一行は、生徒たちの美しいハーモニーに聞き入っていました。続いて、学校給食を通じて、郷土食の継承や食文化への理解を深める交流すまいる給食の時間です。きょうは、鶏肉をレモンやバジル・パセリにつけ込み、塩味をつけたブラジルのからあげ「フランゴパッサリーニョ」や、「フェジョン」という豆を使ったシチューを、金時豆(きんときまめ)や赤いんげん豆を使って遠野バージョンにアレンジしたスープなど、ブラジル料理を味わえる献立で、トマトや玉ねぎなどの遠野産の野菜がたくさん使われています。ブラジルからの関係者たちにも遠野バージョンにアレンジしたブラジル料理は好評だったようで、おいしそうに食べていました。生徒たちは、会話を楽しみながらブラジルの料理を堪能し、おかわりもするなどあっという間に完食していました。ジョゼー・アントニオ会長とファビオ監督は「皆さんと一緒に食事ができて光栄でした。来年は選手たちも一緒に来て合宿をするので、良い交流ができると思います。楽しみにしていてください」とおもてなしに感謝していました。

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