2018年7月9日放送

遠野市災害対策本部運営訓練

遠野市災害対策本部の運営訓練が先週(5日・木曜日)本庁舎で行われました。この訓練は、2年前に発生した台風10号を受けて、雨や台風などで川が増水しやすくなる時期を前に災害対応能力の向上を図ろうと実施されました。この日は、突発的な集中豪雨により1時間に60ミリの非常に激しい雨が降るという想定で訓練が実施されました。訓練では、情報班と総務班が本部に寄せられる情報の集約・分析をして災害対策本部員に伝えると、本部長や本部員は住民の避難や救助の指示を出していました。ほかにも、マルチ映像システムを活用して河川の情報カメラなどを映し出し、現状を確認するとともに情報共有をしていました。訓練終了後、災害対策本部の本部長を務める本田市長は、「災害発生時は、自ら動いて判断することも求められる。臨機応変な対応をできるようにしてほしい」と指示していました。このほか、6月に市職員を対象に実施した災害発生時の動員配備訓練の結果も報告されました。23日(日曜日)に行われた1回目の訓練では、3時間以内に集まることができる職員の平均時間が連絡を受けてから43分後だったのに対し、3日後に行われた2回目の訓練では、31分後だったということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.