2018年7月9日放送

また会う日まで チャタヌーガ高校生 遠野を出発

10年振りに姉妹都市のアメリカ・チャタヌーガ市から遠野市を訪れていた高校生たちが、先週金曜日(5日)遠野を離れる前にホストファミリーとのパーティーに参加しました。この日のパーティーでは、初めに、飛内副市長が「皆さんのおかげで両市の友情がさらに深く強くなりました。遠野は皆さんの第二のふるさとです。ぜひまた遠野に来てください」とあいさつしました。続いて、遠野市教育文化振興財団の及川増コ理事長が記念品のピンバッチを贈りました。そのあと、姉妹都市パスポートの交付が行われました。このパスポートは、両市の交流が100年続くために、これからの交流の歴史を残そうと作られました。チャタヌーガ市と遠野市でそれぞれ1冊ずつ保管され、それぞれを行き来する際に、派遣生のメッセージとサイン、オリジナルスタンプを押します。この日は、飛内副市長が、このパスポートのために作られた遠野のオリジナルスタンプを押したあと、ジェニー・フォセット先生にパスポートを手渡しました。そのあと、高校生たち手作りのボードとチャタヌーガのポストカードなどが、遠野市教育文化振興財団にプレゼントされました。乾杯の後には、派遣生やホストファミリー手作りのお互いの国の食べ物を食べながら、写真を撮ったり、メッセージボードに思い出や感謝の気持ちを書き記したりしながら、思い出に残る時間を過ごしていた様子でした。ホストファミリーのスピーチでは、市内13世帯のホストファミリーたちが、それぞれ派遣生たちに思い出や感謝の言葉を伝え、寂しさのあまり涙を流す姿も見られました。続いて、派遣生たちが、ダンスのパフォーマンスを披露したあと、ジェニー・フォセット先生がスピーチをしました。会場には、遠野での交流の様子を納めた写真パネルも飾られ、和やかな雰囲気の中、派遣生たちは、遠野での思い出をまたひとつ増やしていました。そして、半月ほど過ごした遠野を離れる日が来ました。きのうの朝9時ごろ市民センターの駐車場にチャタヌーガの高校生とホストファミリーが集まりました。そして「また会いましょう」と涙を流し、抱き合う姿が見られました。

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