2018年7月6日放送

水生生物を調査

上郷小学校の児童たちがきのう(5日・木曜日)、上郷町内を流れる早瀬川で水生生物調査を行いました。上郷小学校の水生生物調査は、川に棲む生物を観察することでその川の水質を調べようと、岩手県の呼び掛けに応じて、毎年、4年生が総合学習の時間を使って実施しています。きのうは、岩手県の環境アドバイザーを務める小田嶋順一さんを講師に児童12人が上郷町内を流れる早瀬川で調査をしました。初めに児童たちは、小田嶋さんと一緒に川の深さや流れの速さなどを調べた後、さっそく、水生生物の採取に取りかかりました。児童たちは、水生生物が潜んでいそうな場所の石をひっくり返したり、弓網に追い込んだりしながら水の中に棲む生物を捕まえていました。また、児童たちの中には、水生生物のほかにもカジカやイワナを捕まえる児童も居て、元気にはしゃぎながらたくさんの川に棲む生き物を集めていました。そして、ある程度の水生生物が集まったら学校に持ち帰って生物の名前や数を調べます。水生生物調査では、採取してきた生物の生息状況から「きれいな水」、「ややよごれている水」、「よごれている水」、「非常によごれている水」の4段階で、水質の程度を知ることができます。児童たちは、観察図鑑と照らし合わせながら水生生物を調べた結果、ヒゲナガカワトビケラやヒラタカゲロウなど、きれいな川に棲む水生生物が多く確認され、自分たちが調べた早瀬川はきれいであると結論付けていました。この水生生物調査を通じて児童たちは、いつまでもきれいな川を守っていく大切さを学んだ様子でした。なお、きのう児童たちが捕まえた水生生物は、調査後、元の場所に戻されたということです。

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