2018年7月6日放送

遠野わらすっこ「夢の教室」中学校でも開催

今年度1回目となる遠野わらすっこ「夢の教室」が、きのう(5日・木曜日)遠野西中学校で開かれました。「夢の教室」は、スポーツ選手などが夢先生となり授業を行うことで、夢を持つことや仲間と協力することの大切さを未来を担う子どもたちに伝えようと、日本サッカー協会と遠野市が毎年開いています。遠野市での夢の教室は平成21年度から始まり、昨年度までは、市内小学校の5・6年生を対象に実施されてきましたが、今年度、事業開始から10年目を迎えることや市民からの要望もあり、今年度から中学2年生も対象になりました。今年度1回目、そして市内の中学校では初めての開催となったきのうの「夢の教室」で夢先生を務めたのは、元サッカー日本女子代表の川上直子さんです。川上さんは、サッカー教室などで以前から遠野を訪れており、遠野で「夢の教室」が始まるきっかけを作ったことから、遠野で開催された1回目の「夢の教室」の際にも夢先生を務めています。また、「緑が深くて自然がたくさんある遠野は素晴らしいところ」と話す川上さんは、去年生まれた自身のお子さんに、子どもが遠野のように大きく優しい子に育ってほしいと、「遠野」から名前をもらい、「遠乃」と名付けたということです。きのうは、遠野西中学校の2年生37人を対象に、仲間と協力することの大切さを学ぶ「ゲームの時間」と、夢先生が、自身の夢を叶えるまでの経験談を語り、夢に向かって努力することの大切さを伝える「トークの時間」が行われました。ゲームの時間では、「だるまさんが転んだ」を応用したゲームに挑戦しました。生徒たちは、どうすればゲームをクリアすることができるか全員で作戦を立てて一致団結して取り組み、失敗から成功するための気づきを得ながら、最後には見事にクリアしていました。また、川上さんは「トークの時間」で、「夢に向かう時の持ち物は前向きにチャレンジする『勇気』と、苦しいことを乗り越える『覚悟』。人と同じ事をしていてもだめで、夢の実現に向けてどんな努力をするのか、そのアイデアがすごく大事」と話していました。生徒たちは、仲間と協力することの大切さや、試練の壁に直面しても諦めないで努力することの大切さを学んでいました。

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