2018年6月21日放送

「國華の薫 純米大吟醸 結の香」がプラチナ賞を受賞

青笹町の上閉伊酒造が仕込みに初挑戦したお酒が、このたびフランスで開かれた日本酒のコンクール「KURAMASTER」でプラチナ賞を受賞しました。民話の里「遠野」唯一の蔵元として200年以上にわたり酒造りを続けている青笹町の上閉伊酒造が、ことし、岩手が誇る最上級の酒米「結の香」を使用し、純米大吟醸の仕込みに初めて挑戦しました。上閉伊酒造の商品に純米大吟醸がなかったこと、また、「結の香」を取り扱ったことがなかったので挑戦してみようと、ことし1月4日に初洗いし、1月10日頃から仕込みはじめ、2月20日頃に完成したということです。岩手の酒米「結の香」は、粒がしっかりしていて、山田錦にも負けないくらいいいお米だと佐々木勝喜杜氏は話します。「結の香」ならではの華やかな薫りと、雑味のないクリアな味が特徴のこのお酒を、ぜひコンテストに出したいという杜氏自らの希望を受け、上閉伊酒造では、フランスで去年から開催されている日本酒のコンクールに今回初めて出品しました。「KuraMaster」は、フランス市場における日本酒をアピールする場となっていて、審査員は、フランス人のソムリエやレストラン関係者など、プロフェッショナルな人たちを中心に構成されています。日本全国の蔵元から650もの銘柄が集まった中、上閉伊酒造が初出品した「國華の薫 純米大吟醸 結の香」は、見事、第2回KuraMaster純米大吟醸酒&純米吟醸部門でプラチナ賞を受賞しました。地元のみならず、海外への視野も広げてくれた今回の受賞は、上閉伊酒造がこだわる「丁寧な酒造り」のさらなる追い風となったようです。上閉伊酒造の社員が一丸となって造った自信作「國華の薫純米大吟醸結の香」は、道の駅遠野風の丘や遠野市観光協会、市内の酒販店で販売されています。

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