2018年6月15日放送

to know事務所オープン

遠野市地域おこし協力隊員などが去年立ち上げたプロジェクト、「to know」の拠点となる事務所がきのう(14日)、中央通りにオープンしました。to knowは、遠野物語をはじめ、地域の豊かな文化を発掘、編集し、地域の人や地域を訪れる人と共に学び合いながら、文化の保存、継承、教育、観光、地域の生業づくりにまで展開させていこうとするプロジェクトです。このto knowは、去年10月に遠野市地域おこし協力隊員の富川岳さんと及川敏恵さん、イタリアからの移住者、レナータ・ピアッツァさんの3人が立ち上げました。そして今月から穀町出身の多田栄治さんを新たなメンバーに迎え、4人で活動を展開しています。きのう、6月14日の遠野物語の日に合わせて行われた事務所開きでは、to knowに協力する市民などおよそ30人が集まる中、市内に住む佐々木勇之助さんによるラッパの演奏でオープンを祝いました。この後、to know立ち上げのきっかけとなった以前、遠野物語研究所の副所長を務めた大橋進さんがあいさつし、「みなさんの力を借りてこのプロジェクトが大きく羽ばたくことを願っています」と激励の言葉を贈っていました。to knowでは、今年度、先月から遠野物語を入り口に遠野市の文化や歴史を学び直すイベント、「おもしろTONO学」を開催しているほか、来週日曜日(17日)には、遠野小学校全校表現活動「遠野の里の物語」の新しい取り組みに向けたワークショップを旧三田屋で開催するということです。きのうは、集まった人たち一人一人が自己紹介をしながら、これからのto knowの取り組みに期待を寄せていました。なお、to knowでは、今後、地域の人たちと手を取り合いながら、文化、観光、教育の組織づくりを展開させていくとしています。

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