2018年6月14日放送

沿岸・中部消防救助技術錬成会

今月下旬に開催される県大会に向けてきのう(13日・水曜日)、青笹町の総合防災センターで沿岸・中部消防救助技術練成会が開かれました。この練成会は、救助技術の向上に努めようと、毎年この時期に開かれていて、ことしは、県内7つの消防本部から39チーム、101人の救助隊員が参加しました。また、会場には、救助隊員たちの訓練を一目見ようと、遠野東中学校の全校生徒や遠野・青笹・上郷小学校の4年生、市内の福祉施設利用者などおよそ300人が見学に訪れました。訓練では、狭い通路をくぐり抜けケガ人を救助する「ほふく救出」やロープ応用登はんなど6種目が披露されました。きのうは時折、強い風が吹く中での訓練となりましたが参加した救助隊員たちは、どの種目も迅速かつ的確な動きを見せていました。また、訓練の合間には、見学に訪れていた遠野東中学校の生徒たちが日頃から厳しい訓練に励んでいる救助隊員たちにお礼を伝えようとエールを送っていました。ことしで6回目の開催となった練成会ですが、去年、県大会で入賞した52チーム中、29チームがこの練成会に参加したチームとなっています。その内、遠野市消防本部は、「ロープ応用登はんの部」で県大会1位となり、全国大会出場を果たしています。きのうの練成会でたくさんの人たちからエールをもらった救助隊員たちは、県大会へ向けて力がみなぎっている様子でした。なお、県大会は、今月29日に矢巾町の岩手県消防学校で開かれ、救助隊員たちは、東北大会や全国大会への出場をかけて競い合うということです。

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