2018年6月8日放送

遠野西中学校蕗採り体験

遠野西中学校の生徒たちがきょう(8日・金曜日)蕗(ふき)採りを体験しました。この体験は、旧小友中学校時代から続いている伝統行事で、働くことの大切さに触れるとともにふるさとの豊かさを実感することを目的に毎年行われています。ことしは、3年生の35人が参加し、宮守川上流生産組合が管理しているおよそ6ヘクタールの畑で、佐々木正光さんから指導を受けて蕗採りに挑戦しました。蕗の生育状況に合わせて去年の時期より1週間遅い実施となりましたが、ここ数日天気に恵まれたことから辺りには収穫にちょうど良い長くて緑色の蕗が育っていました。生徒たちは、去年の収穫量の165キログラム以上を目標に、ハサミやカマを使いながら手際良く刈り取っていました。遠野西中学校では、この体験活動を復興教育にも位置づけていて、毎年収穫した蕗を販売して収益金を復興支援に役立てています。生徒たちは蕗を刈り取ったあと、運んだり長さを揃えたり紐(ひも)で束ねたりとみんなで手分けしながら出荷に向けて準備を進めました。去年よりも人数の少ない中でしたが、午前9時からお昼頃までに去年より50キログラム以上多いおよそ228キログラムを収穫したということです。生徒たちが汗を流して働き収穫した蕗は、上郷町の企業に買い取ってもらい、収益金の全額が被災地子ども支援プロジェクトの「まごころサンタ基金」に贈られるということです。

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