2018年6月4日放送

遠野駅舎の未来を考える会

遠野駅舎の在り方について、市民や関係機関が中心となり結成した、遠野駅舎の未来を考える会の全体会議が先週金曜日あすもあ遠野で開かれました。遠野駅舎の未来を考える会は、3年前の1月にJR東日本盛岡支社から老朽化による遠野駅舎の縮小建て替えを受け、駅舎の存在意義や今後の対応などについて考えていこうと、平成27年2月に結成されました。考える会はこれまでにワークショップを開き、JR盛岡支社に対して、解体の可否を含めた整備方針や工事時期などの考えや狙いをまとめた趣意書や、駅舎の活用策を協議するため、協力体制構築についての意見や希望を綴った申入書を提出しています。こうしたことを受け、JR盛岡支社では、遠野駅舎がこれまでと同様にまちのシンボルとなるよう、市との合築新築に向けた協議を行う運びとなりました。これを踏まえ今回は、遠野駅舎に関する整備方針・案について協議されました。事務局からは、@規模は現駅舎と同規模となるようJRと市との合築で新築する。A外観は、まちのシンボルとなるよう進める。B市の都市施設・集客施設については今後協議しながら決める。の3つの方針が提案されました。これらの案に対して考える会のメンバーからは、やり方によっては新築ではなく、補強や強化をするということもできるのではないかなどと意見が挙がりました。これに対して事務局は、補強や強化をして使用できるレベルではないと、JR盛岡支社からの回答があったことを伝え、合築新築にいたる経緯を説明しました。今後は、JR東日本盛岡支社と基本計画調査に係る協定の締結を6月の市議会定例会に図り、締結に向けてJRと協議していくとしています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.