2018年5月23日放送

タケノコの話題

さて、遠野では珍しい「あるもの」が今、見頃を迎えています。青笹町にある六角牛病院。病院の敷地内には、こいの池や滝、ぼたんなどのさまざまな花が色鮮やかに咲き誇る庭園が整備されていて、患者や地域の人たちの目を楽しませています。入り口からすぐのところにある直径10メートルのフジ棚では、紫色のほか、白やピンク色のフジの花が柔らかな風に揺られていて、地域の人たちがフジ棚の下で団らんをしている姿も見られました。この庭園に、竹が好きだという六角牛病院の三浦史彦医師が造園業者に依頼をして5年前に植えたのが「猛宗竹」という竹の一種です。この猛宗竹は、暖かい地域ではよく見られるものの、寒い地域ではあまり育たないため、岩手では、一関市など県南地域では見られるものの、冬の寒さが厳しい遠野で見られることは珍しいということです。今月に入ってからタケノコが生え始め、5センチメートルほどの小さなものから5メートルほど成長したものまでさまざまな大きさのタケノコを見ることができます。去年は10本くらいだったものが、ことしは30本ほどはえてきているということで、タケノコは、あと1カ月もすると高さ10メートル以上にまで成長するということです。今の時期ならではのフジの花とタケノコを見に、皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。

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