2018年5月22日放送

まちなかアート再発見!遠野駅前 民話の道を歩く

今年度1回目となる遠野文化研究センターの土曜講座が先週土曜日(19日)に開かれ、参加者たちがまちなかアートを探しに遠野駅前通りを歩きました。遠野駅前の「河童」をはじめ、「ジャックと豆のつる」「桃太郎」など、皆さんも、まちなかで彫刻像を目にしたことがあるのではないでしょうか。これらの像が建ち並ぶ「民話の道」は、「民話のふるさと」としての遠野を一層充実させることを目的に、およそ30年前、竹下登内閣が行った「ふるさと創生事業」の一環で整備されました。まちなかアートを見直すことで未来の資源につなげようと開かれたこの日の講座には、市内をはじめ、北上や花巻・仙台から35人が参加し、遠野文化研究センターの職員の説明を聞きながら「民話の道」を歩きました。参加者たちは、彫刻像や歩道陶板をじっくりと見ながら意外と知られていない彫刻像の話に驚いていました。訪ね歩きが終わったあとには、遠野文化研究センターの赤坂憲雄所長と経済学者の佐々木雅幸さんによるミニ講話が行われ、参加した人たちは、彫刻アートを未来の資源にするための活用について改めて考えていました。なお、次回の土曜講座は来月23日に、遠野学叢書第11刊をテーマにした講座が開かれる予定ということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.