2018年5月22日放送

荒川駒形神社例祭

馬産の神を祀る附馬牛町の荒川駒形神社できょう(22日・火曜日)、例祭が執り行われました。荒川駒形神社は、今からおよそ700年前に遠野地方を治めていた阿曽沼氏の家臣が、馬産の神を祀ったことが始まりとされ、馬や牛の健康、子孫繁栄、五穀豊穣などを祈願するため、毎年、旧暦の4月8日に合わせて例祭を執り行っています。きょうは初めに社務所前に供えられた幣束に神を移し、神社からおよそ300メートル離れた本宮にあいさつをする本宮参りが行われました。続いて、地元の上柳しし踊りが奉納された後、関係者が参列して神事が執り行われ、馬や牛の健康、五穀豊穣などを祈願しました。神事の後には、附馬牛保育園の年長園児9人が描いた絵馬が奉納され、子どもたちの願いが叶うようにと、本殿脇にしっかりと供え付けられていました。およそ700年以上の歴史がある荒川駒形神社ですが、今回の例祭に合わせて誰もが安全に参拝できるよう総代や地域の人たちなどの協力のもと、老朽化が激しく上り下りが困難だった石段の修繕を行ったということです。このほか、例祭では、大出早池峰神楽の奉納もあり、荒川駒形神社の境内は、太鼓や笛の音色、そして、郷土芸能を楽しむ参拝者たちでにぎわっていました。

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