2018年5月21日放送

菊池市から復興支援

東日本大震災の復興を応援しようと、先週、遠野市と友好都市を結ぶ熊本県菊池市の市民が遠路はるばる遠野を訪れ、熊本県の特産品などを届けました。先週、遠野を訪れたのは、東日本大震災から断続的に災害復興支援活動を行ってきた熊本県菊池市の堀江清次郎さんと妻の昭子さんです。堀江さんは、7年前の震災の年、菊池市から遠野までおよそ2000キロの距離を丸一日かけてトラックを運転し米やメロンなど菊池市の特産品を中心にして支援物資を運び、5年前にも遠野を訪れています。そして、今回、2年前の熊本地震で応援してくれた遠野への感謝の思いと、震災を風化させてはいけないという復興への熱い思いを胸に、3回目の来訪となりました。先週金曜日(18日)は、被災沿岸地域の見守りなど復興応援活動を行っている遠野町の遠野山・里・暮らしネットワークを訪れ、寄付金のほか、菊池市の特産品・七城メロンや、益城町のさつまいも1トンなどを贈りました。このあと、穀町の希望の郷「絆」サポートセンターにさつまいもを届け、利用者たちと交流を深めました。堀江さん夫婦は、このほかにも、遠野市に現金20万円を寄付しています。本田市長は、7年前、2人が遠野に駆けつけてくれた時の感動を振り返りながら、「ご夫妻の熱い思いを重く受け止め、被災地の本格復興に向けて遠野として手伝っていきたい」と気持ちを強めていました。なお、堀江さん夫婦は、自分たちの行動が震災を風化させない一助になればと、山里ネットのスタッフと共に陸前高田市にある保育園や小学校を回り、さつまいもを配布したりわたあめ作り体験を企画したりしながら、子どもたちとの交流も行ったということです。

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