2018年5月18日放送

ジンギスカン店 復活

「頼むぞ」。ジンギスカン店をお客として利用していた人が前のオーナーの気持ちを引き継ぎおととい(17日・木曜日)、オープンしました。松崎町のジンギスカンの店「羊丸」は、ことし1月、閉店しました。オーナーの小田正明さんが体調不良のためでした。お客として店を利用していたという加藤美穂子さんは、去年の夏頃から店が休みになることが多くなることを気にかけていたといいます。機会があって、入院していた小田さんとジンギスカン店について話をする中で「頼むぞ」と託されました。加藤さんは、青笹町で冠婚葬祭事業などを家族で行う多忙な中ですが遠野のジンギスカンのお店を減らしてはいけないと松崎町の店を引き継ぐことを決意し、5月16日にオープンすることになりました。以前の羊丸で10人ほどいたスタッフは、ほとんどが戻ってきました。メニューやジンギスカンのたれの味など以前と変らないものの、自家製の米がお代わり自由であることや送迎を行うなど新たなサービスも加わりました。オープンの日となったおととい、午前11時の開店とともにオープンを待ちかねたお客が入ってきました。迎え入れた加藤さん、目に涙を浮かべていました。およそ4カ月ぶりにジンギスカンを焼く音、においが店内に戻り、店のスタッフも忙しさの中にも充実した表情を見せていました。

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