2018年5月3日放送

南部神社宵宮

あす(4日・金曜日)の例祭を前に昨夜、南部神社で宵宮祭が行われました。鍋倉公園にある南部神社は、今からおよそ140年前の明治15年に旧遠野町の有志によって建てられた神社で南部氏の歴代当主が祀られています。宵宮祭は、あすまで行われる神社のお祭りが盛大に無事に執り行われるよう祈願されます。南部神社の細越勝宮司が祝詞をあげたあと、関係者が祭壇に玉串を捧げ祭りの成功と参加者たちの安全を祈願していました。続いて、遠野吟詠会が詩吟を奉納しました。きのうは、南部家33代義敦がアメリカに夢を抱き詠った「夢は米利堅国に至る」と、南部勤皇八世を詠った「鍋倉城懐古」の2つの詩吟が奉納されました。また、上宮守神楽が「三番叟」と「えびす舞」「権現舞」の3演目を奉納し、南部神社境内に太鼓や笛の音を響かせていました。また、きょう(3日・木曜日)は、あす(4日・金曜日)の南部神社の例祭を前に神様を乗せたお神輿が中心市街地を練り歩く神輿渡御が行われました。南部神社では、正午に総代や関係者などが参列のもと神事が執り行われ、神様の御霊がお神輿に移されました。そのあと、神様を乗せたお神輿は、遠野太神楽と長野しし踊りを従え、中心市街地のおよそ30軒の民家や事業所に立ち寄りながら、無病息災と五穀豊穣を祈願して練り歩きました。なお、南部神社では、あす、午前11時から例祭が、お昼12時30分から郷土芸能共演会がそれぞれ行われるということです。また現在、市内では、遠野さくらまつりが開催されていますが、あす、午前10時30分から中央通りの蔵の道ひろばで人千人遠野お花見会が開催されることになっています。

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