2018年5月2日放送

あすオープン「遠野醸造TAPROOM」

起業を目指し活動している地域おこし協力隊が運営するビールの醸造所が併設された店があす(3日・木曜日)オープンを迎えます。オープンに向けた準備の様子などを取材しました。中央通りの市役所本庁舎近くに、新しくビールの醸造所と店が一つになった、「遠野醸造TAPROOM」が完成しました。運営をするのは、地域おこし協力隊でビールプロジェクトに取り組んでいる袴田大輔さん、太田睦さん、田村淳一さんの3人です。遠野市では、総務省の地域おこし協力隊の制度を活用して、遠野で活躍している人や企業などと連携しながら市内で起業する人材を育成する遠野ローカルベンチャー事業に2年前から取り組んでいます。この中で、ビールプロジェクトに取り組んでいる3人は、地域の人達と一緒に市内外にビールの魅力を発信するビアツーリズムなどのイベントを開きながら起業に向けた準備をしてきました。そして去年11月に「遠野醸造」を立ち上げまちなかに人が集まる場所を作りたいと市役所本庁舎近くに拠点を構えました。ことし1月からはオープンに向けて空き店舗だった店の改修工事や醸造所の準備を進めてきました。また、ことしの3月には念願の発泡酒製造免許を取得し、4月からクラフトビールの仕込みに取りかかりました。そして、きのう(1日・火曜日)オープンを前に関係者を招き店とビールのお披露目をしました。店内は、カウンターなどの内装のほかいすやテーブルにも木材が使われ木のぬくもりが感じられる作りになっています。席はカウンター席とテーブル席があり、30人ほど収容できるということです。現在飲むことができるオリジナルのクラフトビールは、遠野醸造として初めて仕込みをしたペールエールと遠野産ホップを使用したESBの2種類です。このほか、岩手県内のクラフトビールやビールに合う料理なども楽しむことができます。また、店の奥が醸造所となっていて、ガラス越しにビールを醸造している様子を見ることができます。参加した人たちは、クラフトビールを味わうとともに、ビールの里へ向けて大きな一歩を踏み出した遠野醸造のこれからに期待している様子でした。遠野醸造TAPROOMは、あす・3日(木曜日)の正午にオープンする予定となっています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.